BladeUPS<販売終了>
- Point 1|コンパクト設計
- サーバールーム用に設計されたBladeUPS。
高効率12kW UPSを標準ラックの6Uスペースに搭載。 - Point 2|高度なバッテリー管理技術
- EatonのAdvanced Battery Management(ABM)技術は、
導入後のバッテリー交換時期を約50%伸ばします。 - Point 3|柔軟な拡張性
- 12kWモジュールの構成単位の組み合わせによる容量の拡大や冗長構成が可能。ラックには最大60KW(N+1)冗長構成が可能。
Eaton BladeUPS
機器 | タイプ | 電圧 | 出力容量 | 寸法(HWD)mm | 重量(kg) |
---|---|---|---|---|---|
UPS | ラック6U | 三相4線208V | 12kW | 261x441x660 | 141 |
EBM | ラック3U | – | – | 131x438x660 | 77 |
- コンパクト設計
- ABM
- Hot Sync
- バッテリー増設可能
Eaton BladeUPS 特徴
特に高密度コンピュータ環境用に設計されたEaton BladeUPSは、高効率で信頼性のある12kWをバッテリーを含みわずか6U(高さ)の標準ラックスペースに納めました。容量の拡張も12kWモジュールを構成単位で組み合わせ、1ラックの筐体に冗長構成を合わせて最大60kWのシステム構成が可能です。この強力な設定により、他社のモジュラー単位のソリューションより大きな電力密度を実現できるだけでなく、放熱に関しても約1/3に抑えることができます。補助電源へ引き継ぐか、システムが安全にシャットダウンするまで標準の内蔵バッテリーが必要な電力を供給し、拡張バッテリーモジュール(EBM)によって、フル負荷で最大34分(50%の負荷で76分)までバックアップタイムを延ばすことができます。
今日のダイナミックなデータセンターの頻繁に発生する移動、追加、変更に対して、スケーラブルで柔軟性の高いモジュラーパワーアーキテクチャで対応します。
プラグアンドパワー接続およびホットスワップ可能なバッテリーとエレクトロニクスモジュールによって、設置と保守を簡素化します。
世界中のデータセンターへ数千台の納入実績を持つPowerware HotSync並列化の特許技術とインテリジェントなバイパス設計で最高の信頼性をラック形式で提供します。
ABM(Advanced Battery Management)技術によるバッテリー寿命の延長で、バックアップタイムの増加とバッテリー交換の軽減を実現します。
コンパクト
Eaton BladeUPSは、同クラスのUPSとしては最小の占有面積です。同時に他のUPSに比べて大きな電力密度を誇ります。このコンパクト設計により、ラック内およびデータセンター内でのIT装置のスペースの節約になります。
Advanced Battery Management(ABM)
Eatonの多くの経験から生まれたABMは、バッテリーの性能を最大限に発揮させる最新の管理技術です。
ABMはバッテリーの交換時期を大きく伸ばすことで、バッテリー交換費用の節約ができます。
拡張性
Eaton BladeUPSシステムは初期設置の後でも容易に拡張することができます。データセンターの拡大に伴い、システムのモジュール性が予算計画とその展開に主要な役割を果たします。特許技術で世界的にも実績のあるPowerware HotSync並列化技術で、最大6台のEaton BladeUPSモジュールを並列化させて容量を冗長構成で拡張し、19インチラック1台で60kWもの大容量バックアップ電力保護が可能です。特許技術の負荷共有制御により、直接同期リンクを必要することなくモジュール間の作業負荷をインテリジェントに分散します。どのモジュールでも他のモジュールに対して停止またはダウンタイムなしにバックアップサポートが可能です。たとえば、冗長構成のシステムにおいては、保護制御された負荷への電力を停止させることなく、どのモジュールに対しても完全なメンテナンスを行う事ができます。
フレックスでスケーラブルなBladeUPS
Eaton BladeUPSは、極めて柔軟性を持たせて設計されているため、19インチの標準ラックでシングルモジュールとしても複数モジュールシステムとしても構成することができます。モジュール単位での設計のため、現在のニーズに応じて、必要な箇所だけのバックアップ保護を適正に行い、いつでも必要に応じて拡張を行うことができます。
シンプルな並列構成の変更でセットアップが容易です。設置、設定、展開、初期設置後の拡張も容易に行うことができます。複数のモジュールを並列構成にするためにリンクする場合もパラレルバーで、ラックの一番下とバックレールに取り付けるだけのシンプルなキットです。インテリジェントなシステムのため、並列モジュールは自動的に認識され、完全な設定が行われて並列動作が可能になります。
高効率システムによるエネルギーコストの削減
電力コストの上昇とともにエネルギーの効率は、デンターセンターの管理者にとって、最大のテーマとなってきています。Eaton BladeUPSは、通常動作時において業界をリードする98%の優れた効率を提供します。通常は効率が下がる50%未満の負荷時にもEatonのUPSは全負荷時の他社のモジュラー製品より優れた効率を発揮します。大幅なコストの削減だけではなく、システムの高効率によって、バッテリーの実行時間を延ばし、UPS内の動作条件をより低くすることができるため、コンポーネントの寿命を延長し、総合的な信頼性と性能を増大させることができます。効率をわずかに向上させるだけでも大きな電力費用をセーブします。
小規模データセンターに最適なUPS
今日、データセンターやネットワークオペレーションセンターの管理運用は、コスト削減への厳しい要求にさらされています。
電力コストは常に上昇します。エネルギーコストは、世界中のデータセンターの70%で人件費に次いで2番目に高い高ストとなっています。この事実に対し多くの企業が自社の施設を効率よく、かつ最適な費用にするための電力ソリューションを調査したり、開発計画を実施したりしています。
ブレードサーバーは大量の熱を発生するため、それによってさらにエネルギーが必要になります。ラックの負荷がフルの状態のブレードサーバーは30kWに近い電力を使用します。この熱の発生は、100,000BTU/hr以上に相当し、冷却が必要ですが、この無駄な熱は他に利用することもできません。冷却はデータセンターの運営上、膨大な費用になっているため、IT企業は非効率な熱と冷却の問題に対処するため、電力効率を上げざるを得なくなっています。
データセンターやネットワークオペレーションセンターの管理運営、プランニングを行っている担当者は、これらの重大な問題点と運営に及ぼす影響についてすでに認識されていると思います。増大する電力負荷に対して、効率的な電力保護と配電を行うとともに、熱への対処が意思決定を行う上での課題です。Eatonはこれらの問題に対してお客様のお手伝いをさせていただきます。
小・中規模データセンター”ゾーン”保護(80㎡)
小規模コンピュータールームやネットワーククローゼット
Eaton BladeUPS インストレーションビデオ(英語)
Eaton BladeUPS 技術仕様
主な仕様
一般特性 | |
電力定格 | UPSモジュールあたり12kW |
効率 | 最大98% |
放熱 | 371W/1266BTU/hr(100%定格負荷時) |
冷却 | ファン式空冷、温度マイクロプロセッサーモニタリング、空気前面取り入れ、背面排気 |
可聴ノイズ | < 60dBA (1m地点) |
標高 | 1000m |
入力特性 | |
入力電圧 | 208Vac および 400Vac |
電圧範囲 | 208Vモデル:180-265Vac 400Vモデル:311-519Vac |
周波数範囲 | 50/60Hz、±5Hz |
入力電流歪率 | < 5%、IT負荷時(RFC電源) |
入力力率 | > 0.99、IT負荷時(RFC電源) |
入力条件 | 三相4線+接地 |
バイパス電源 | 入力と同じ(シングルフィード) |
発電機の互換性 | 高速同期スルーレートによる発電機同期 |
出力特性 | |
定格出力電圧 | 208Vモデル:180-225Vac、Ph-Ph 400Vモデル:180-240Vac、Ph-N |
出力構成 | 三相4線+接地 |
出力周波数(公称値) | 50/60Hz自動検出、起動時 |
周波数レギュレーション | 0.1 Hzフリーラン |
負荷力率範囲 | 遅れ:0.7 進み:0.9 |
全出力電圧歪率 | < 3%、IT負荷時(RFC電源) <5%、非線形または非RFC電源 |
寸法および重量 | |
外形寸法 高さx幅x奥行(mm) | UPS:261x441x660 (6U) |
EBM:131x438x660 (3U) | |
UPSの全重量(バッテリーおよびエレクトロニクス部品を除く) | 46kg |
UPSの全重量(バッテリーを除く) | 61kg |
UPSの全重量(バッテリーを含む) | 141kg |
EBMの重量 | 77kg |
バッテリー特性 | |
バッテリータイプ | VRLA-AGM |
バックアップ時間(内蔵バッテリー) | 4.8分(100%負荷時) 13分(50%負荷時) |
バッテリーストリング電圧 | 240Vac |
バッテリーテスト | 自動バッテリーテスト標準、正面ディスプレイから手動によるバッテリーテスト |
充電プロファイル | ABM 3段階充電方式 |
低バッテリー状態 | アラームにて通知 |
拡張バッテリー機能 | 3Uのエンクロージャに最大4台までのバッテリーを追加することが可能 |
通信およびユーザーインターフェース | |
ソフトウェア | IPP/IPMなどUPSの監視、リモート制御を行うことができるソフトウェアのCD-ROMが付属しています。最新バージョンはEatonのWEBからダウンロードすることができます。 |
X-Slotベイ | 以下のカード用に2スロット |
X-Slot通信カード | Web/SNMPカード、PXGXカード、Modbusカード、リレーカード、EMP |
認証 | |
安全性 | 208Vモデル:UL1778、cUL 400Vモデル:CE |
EMI | 208Vモデル:FCC Part 15 Class A 400Vモデル:EN 62040-2 Class A |
サージ保護 | ANSI C62.41、Cat B-3 |
危険物質(RoHS) | EU指令 2002/95/EC カテゴリー 3(4/5) |
その他 | |
日本の三相仕様とUPSの仕様をあわせるためにトランスが必要になる場合があります。 |
仕様は予告なく変更することがあります。