9395P (250-1200kVA)
- Point 1|省エネルギーシステム(ESS)
- ・最大99%のエネルギー効率を可能とする新しいコンセプトを採用。
- Point 2|可変モジュール制御システム(VMMS)
- ・UPSの負荷率が任意設定値未満になった時に全体のシステム効率を最大にするため、負荷を特定モジュールに集中させて、他のモジュールは待機状態にします。
- Point 3|並列冗長運転(Hot Sync)
- ・複数のシステムモジュール(UPM)のシステム同期、負荷共有および選択トリップ機能を制御します。
Eaton 9395P ラインアップ
機種 | 電圧 | 出力容量 | |
---|---|---|---|
9395P | 三相4線400V | 250kVA / 500kVA / 750kVA / 1000kVA 300kVA / 600kVA / 900kVA / 1200kVA |
- ESS
- VMMS
- Hot Sync
- ABM
Eaton 9395P 特徴
- 最大99%の高効率により電力コストを削減
- 常時インバーター方式により無瞬断でクリーンな出力を負荷に提供
- ホットシンク(Hot Sync)冗長機能により拡張性や安全性が向上
- ABM技術によるバッテリーの効率を最大限に引き出し長寿命化
- IGBT整流器の入力効率補正(PFC)により高調波歪(THD)が3~5%
- 設置、配線、拡張の費用削減、同クラスでは床占有面積は最小レベル
- 幅広いシステム構成を可能にするオプション機器を豊富に用意
豊富な実績
- 海外大型データセンターで数多くの採用実績
- アジアで生産開始し、価格や納期でのメリットが更に強化
- 9395P独自のスケーラブル構成により、多様な要望に応えるシステム提供可能
- モジュール単位での解列メンテナンスが容易なため、トータルメンテナンスコストが削減可能
エネルギーセーバーシステム ESS (Energy Saver System)
99%の高効率を可能にする新しいコンセプトを採用しています。入力電力の品質を検出し、必要時にホットスタンバイのインバーターを高速(2ms)で自動復帰させます。
高度なバッテリー管理技術 ABM (Advanced Battery Management)
不適切なバッテリー管理がUPSのダウンタイムの最大の原因です。
バッテリー劣化に対処するため、本機はセンサー回路と3段階から構成される新充電技術を採用することにより、バッテリーの寿命を大幅に伸ばすと共に充電時間を最適化します。
さらに温度補償充電で温度変化をモニターし充電率を調整することでもバッテリー寿命を延ばします。
入力PFC
入力高調波歪(THD)を低く抑え、総合的な効率を犠牲にすることなく、入力電力の力率を1に近い値に維持します。その結果、入力と出力の間の無効電力を最小限に抑えることにより、本機は入力電圧歪の影響を受け易い設備には適しています。
可変モジュール制御システム VMMS (Variable Module Management System)
UPSの負荷が任意設定値未満になった際に、全体のシステム効率を最大にするため、負荷を特定モジュール(UPM)に集中させて、ほかのモジュールを待機状態(ホットスタンバイ)にします。
グリーン パワー パフォーマンス
9395Pは最大エネルギー99.1%で動作するため、電力コストを削減し、バッテリーの実行時間を延ばします。設備の冷却コストの削減、コンポーネントの寿命延長、省スペースなど総合的な信頼性、汎用性およびパフォーマンスの拡大につながります。
冗長構成内蔵
9395Pのシステムモジュール(UPM)を複数台組み合わせて大容量化や冗長化のシステム構成が可能です。冗長化システムでは負荷容量が任意設定値未満になった場合、自動的に余剰のUPMを待機状態(ホットスタンバイ)にさせるVMMS機能を搭載し、効率重視の省エネUPSを実現しました。
高信頼並列接続 Hot Sync 技術
複数のシステムモジュール(UPM)のシステム同期、負荷共有および選択トリップ機能を制御します。この機能は他社のシステムに多く見られるようなマスター/スレーブ制御ではなく、ピアツーピアによる制御アーキテクチャを採用しています。一ヶ所で障害が発生してもシステム全体に影響が及ばず、並列化されたUPMは完全に独立して動作します。一つのモジュールが他のモジュールに影響を与えたり、干渉を起こすことはありません。Hot Sync技術では並列の機能を構成するために外部回路や複雑な配線を追加する必要がないため、他社の並列システムに比べて拡張性の高い設計となります。
機器構成
Eaton 9395P 紹介VTR (日本語字幕)
Eaton 9395P 技術仕様
主な仕様
出力電源定格 | UPS 定格 (0.9~1.0 力率) | 250k/300k/500k/600k/ 750k/900k/1000k/1200kVA |
入力特性 | 電圧 (400V 3相4W) | 400V ±15% |
周波数範囲 | 45-65Hz | |
力率 | 0.99 (最小) | |
電流歪 | 3% | |
出力特性 | 電圧 (400V 3相4W) | 380V/400V/415V |
レギュレーション | ±1% | |
負荷範囲力率 | 0.8進み、0.7遅れ | |
バッテリー | タイプ | VRLA |
充電方式 | ABM | |
電圧 | 480V (40 x 12V,240セル) | |
周辺機器 | ネットワークカード | オプション |
環境モニタリングプローブ | オプション | |
ModBusカード | オプション | |
リレーカード | オプション | |
HotSync CANブリッジカード | オプション | |
適合規格 | 安全:IEC 62040-1, EMC:IEC 62040-2, 性能:IEC 62040-3 |
*日本の三相電源仕様とUPS仕様の整合のために、トランスが必要になる場合があります。
*仕様は予告なく変更することがあります。
UPSシステム構成
製品 | 出力電源容量 | 寸法(HWD)mm | 重量 kg | |
9395P-250 | 250kVA | 250kW | 1880x1350x880 | 830 |
9395P-300 | 300kVA | 275kW | 1880x1350x880 | 830 |
9395P-500 | 500kVA | 500kW | 1880x1890x880 | 1440 |
9395P-600 | 600kVA | 550kW | 1880x1890x880 | 1440 |
9395P-750 | 750kVA | 750kW | 1880x3710x880 | 2680 |
9395P-900 | 900kVA | 825kW | 1880x3710x880 | 2680 |
9395P-1000 | 1000kVA | 1000kW | 1880x4450x880 | 3120 |
9395P-1200 | 1200kVA | 1100kW | 1880x4450x880 | 3120 |
一般仕様
最大効率 | ESS 99.1% オンライン 96.3% |
インバータ | 3レベルインバータ PWM (IGBT) |
通信 | 増設カードスロット数:4、 接点入出力:入力 5 / 出力 1 (プログラマブル) |
騒音 | 78dB(300kVA), <81dB(600kVA), <83dB(900kVA), <85dB(1200kVA) |
使用環境 | 温度:0 – 40℃、湿度: 5 – 95% (結露なきこと)、高度:1000m |