Eaton UPS(イートン 無停電電源装置) テクニカルブログ

【Network-M2】 初期インストール手順(IPアドレス設定) Firmware 2.x.x

Network-M2の初期インストール手順を解説します。Network-M2のIPアドレスを固定で割り当てたい場合も当ブログにて手順をご確認頂けます。

Network-M2 開梱

Network-M2の箱を開梱すると、次の物が入っています。

  • Network-M2 Card
  • Quick Start (英語)
  • USB AM to Micro USB/M/5P 5ft Cable
  • Additional Mac address label

Network-M2 Cardの取り付け

※Network-M2 Cardの取り付けは、UPS本体の電源がONのままで作業可能です。

  1. 2本のネジを緩めて、スロットカバープレートを取り外します。
  2. Network-M2を挿しこみ、2本のネジで締めます。
  3. UPSが起動していれば、2分程度でON LEDが緑色で点滅します。

IPアドレス設定 (DHCPサーバ有りの場合)

ネットワークにDHCPサーバが有る場合、自動的にIPアドレスを取得します。
UPS本体のフロントパネルを操作してIPアドレスを確認します。

 Identification > COM Card IPv4

IPアドレスが確認できたら、ブラウザに https://IPアドレス/ を入力してアクセスします。

IPアドレス設定 (DHCPサーバ無しの場合)

ネットワークにDHCPサーバが無い場合、もしくは設定したIPアドレスを忘れた場合、PCとNetwork-M2を付属のUSB AM to Micro USB/M/5P 5ft Cableで接続します。

自動的にRNDISドライバを検索して、ネットワーク接続にRNDISの[ローカル エリア接続]が出現します。

もし、RNDISドライバがインストールされなかった場合、手動でドライバをインストールする必要があります。
デバイス マネージャーに移動して、ほかのデバイス[RNDIS/Ethernet Gadget]にRNDISドライバを適用して下さい。RNDISドライバを適用すると、ネットワーク アダプターにRNDISが追加されます。

Network-M2のRNDISドライバをEaton Japanからダウンロードする

Eaton JapanからRNDISドライバをダウンロードします。

https://www.eaton.com/jp/ja-jp/catalog/backup-power-ups-surge-it-power-distribution/eaton-gigabit-network-card-emea.resources.html

ソフトウェア、ファームウェア、アプリケーションを展開します。

RNDIS driver file をクリックして、ZIPファイルをダウンロード。

ZIPファイルを解凍すると、linux-cdc-acm.infを入手できます。

 

Network-M2 ログイン

ブラウザに https://169.254.0.1/ を入力してアクセスします。

ユーザー名、パスワードともにデフォルトは admin です。

ログインすると、パスワード変更の画面になります。

数字、英小文字、英大文字、特殊文字の4種を最低1文字含めて、8文字以上の強固なパスワードを設定します。

License agreementを最後まで読みます。

I have read & agree to all terms above. にチェックを入れてContinueを押します。

Network-M2 IPアドレス変更

[Settings]を選択します。

[Network & Protocol]を選択します。

IPv4(IPv6)の[Edit]を選択します。

[Manual]を選択。

任意のIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイを入力してSaveします。

Network-M2 再起動

下記ブログの手順に従って、Network-M2カードの再起動を行い、設定変更を反映します。

【Network-M2】 カードを再起動する Firmware 2.x.x

おわりに

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