SNMPv3のTrap設定でEngine ID(エンジンID)が必要になるため、Network-M2 CardのEngine IDを確認する手順を紹介します。※ユーザーがEngine IDを設定変更する事はできません。
※ Network-M3 Cardも同じ手順でエンジンIDを確認できます
必要アイテム
- Eaton Network-M2 Card (Network-M3 Card)
- snmpwalk コマンドが実行できるマシン
Network-M2/M3 設定
最初に、Network-M2/M3にてSNMPv3を有効(アクティブ)にします。
設定 > SNMP > SNMPを有効化:オン
設定 > SNMP > SNMPV3:オン
ユーザー:readonlyを編集します
使用可能:アクティブ
Authのパスワードを入力
Privのキーを入力
ログインパスワードを入力して保存。ステータス:アクティブを確認します。
snmpwalk コマンド実行
snmpwalkコマンドが実行できるマシンを用意してください。(CentOS 8にて# yum -y install net-snmp と # yum -y install net-snmp-utilsを実行)
# snmpwalk -v 3 -u readonly -l authPriv -a SHA-256 -A 認証パスワード -x AES -X プライバシーキー カードのIPアドレス .1.3.6.1.6.3.10.2.1.1
この解説では認証パスワードとプライバシーキーがNetwork-M2、カードのIPアドレスが192.168.10.26なので、下記コマンドを実行しました。
# snmpwalk -v 3 -u readonly -l authPriv -a SHA-256 -A Network-M2 -x AES -X Network-M2 192.168.10.26 .1.3.6.1.6.3.10.2.1.1
実行すると、Engine IDが表示されます。
おわりに
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