Eaton UPS(イートン 無停電電源装置) テクニカルブログ

【IPM】 温度異常検知時にサーバーをシャットダウンする

IPMがNetwork-M2に接続されたEMPDT1H1C2の温度正常範囲を超えた時(設定した警告閾値を超えた時)にサーバーをシャットダウンする方法を解説します。

※IPM Optimize LicenseとEMPDT1H1C2の両方が必要です。

システム構成

  • IPM 1.69 Optimize License
  • 9PX 1500 Firmware 01.22.6523
  • NETWORK-M2 Firmware 2.1.5
  • EMPDT1H1C2

温度異常を検知した時にイベントを発生させる設定

設定 > アクション/イベント > イベントルールの編集

イベントリスト内の[追加]を押します

[新しい未決定イベント]を選択します

イベントネーム:任意(半角英数字推奨)
イベントメッセージ:任意(半角英数字推奨)
イベント重要度:任意
イベントモード:すべての条件が合致したら実施

[追加]を押します

ルールトリガー:標準環境オブジェクト内の[環境センサーxの温度アラーム]を選択します

※値が0の時、温度は正常です。つまり、0以外の時、温度は異常です。

ルールソース:[UPS]を選択します

ルール担当者:[相違]を選択します

値:0を入力します

[OK]を押します

[アクションリスト]を押します

[通知]と[イベントログ]にチェックを入れます

これで、ルールソースで選択したUPSの環境センサー(EMPDT1H1C2)の温度アラームが0以外の時にイベントが発生します。

イベント発生時にアクションを実行させる設定

設定 > アクション/イベント > 新しいアクションの作成

アクション名:任意(半角英数字推奨)

イベントリスト:作成した[カスタムイベント]を選択します

イベントソース:[UPS]を選択します

アクションタイプ:[コマンド]を選択します

コマンド:実行したいコマンドを記述します(ここではサーバーをシャットダウンしたいのでshutdownコマンドを記述しました)

shutdown /s /f /t 0

これで、イベントソースで選択したUPSにてカスタムイベントが発生した時、このアクションが実行されます。

動作確認

Network-M2にログインして、温度の警告閾値を変更します。

Network-M2 > 環境 > 警報構成 > 温度

IPMは温度異常を検知してイベント発生&アクションを実行します。

おわりに

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