Eaton UPS(イートン 無停電電源装置) テクニカルブログ

【IPP】 CentOS 7.9をIPP 1.69でシャットダウン

CentOS 7.9をIPP 1.69とNetwork-M2でシャットダウンしました。

システム構成

  • CentOS 7.9
  • Eaton IPP 1.69
  • Eaton Network-M2 2.1.5

CentOS バージョン確認

CentOSのコンソール画面で、CentOS 7とKernel 3.10.0-1160を確認できます。

KernelをWiki等で調べればCentOSのバージョンを確認できますが、コンソールでコマンドを実行してバージョンを確認したほうが早いです。

cat /etc/redhat-release

CentOS Linux release 7.9.2009 (core)と確認できました。

CentOSにIPP 1.69インストール

IPP 1.69の入手はこちら

https://www.eaton-daitron.jp/release/10569.html

WinSCP等を使用して、ipp-linux-1.69.167-1.x86_64.rpm を任意のディレクトリにアップロードします。

ippインストールコマンドを管理者権限(root)で実行します。

rpm -ivh ipp-linux-1.69.167-1.x86_64.rpm

インストールが完了すると、プロンプトが戻ってきます

CentOS ファイアウォール設定変更 (IPPポートの通信許可)

他の端末からCentOS 7.9へアクセスするため、IPPが通信するポートをファイアウォールで許可します。

https://www.eaton-daitron.jp/techblog/4725.html

firewall-cmd --permanent --add-port=25/tcp
firewall-cmd --permanent --add-port=80/tcp
firewall-cmd --permanent --add-port=443/tcp
firewall-cmd --permanent --add-port=587/tcp
firewall-cmd --permanent --add-port=3493/tcp
firewall-cmd --permanent --add-port=4679/tcp
firewall-cmd --permanent --add-port=4680/tcp
firewall-cmd --permanent --add-port=5000/tcp
firewall-cmd --permanent --add-port=5001/tcp
firewall-cmd --permanent --add-port=8883/tcp
firewall-cmd --permanent --add-port=67/udp
firewall-cmd --permanent --add-port=69/udp
firewall-cmd --permanent --add-port=123/udp
firewall-cmd --permanent --add-port=161/udp
firewall-cmd --permanent --add-port=162/udp
firewall-cmd --permanent --add-port=200/udp
firewall-cmd --permanent --add-port=4679/udp
firewall-cmd --permanent --add-port=4680/udp
firewall-cmd --permanent --add-port=5353/udp
firewall-cmd --reload

画像掲載は、先頭と最後だけにします。

IPP 基本設定

設定 > システム

IPPのバージョンを確認できます

自動更新の設定(IPP最新版の有無チェック)は、インターネットを利用するので、クローズ環境では無効にします。

設定 > システム > 更新設定の編集

[指定なし]に変更します

自動更新の設定(IPP最新版の有無チェック)は、無効になりました。

IPP パワーソース設定

設定 > シャットダウン > パワーソースを編集

パワーソース:UPSを選択
負荷セグメント:マスター出力
アクセスパラメーター:Network-M2のユーザーとパスワード

IPP シャットダウン設定

設定 > シャットダウン > シャットダウン構成の編集

シャットダウンタイマー:任意 (指定した時間バッテリー運転したら、シャットダウンのタイプを実行)
シャットダウンのタイプ:シャットダウン

※他の項目はデフォルトのまま

これでパワーソースのUPSが60秒間バッテリー運転したら、IPPがCentOS 7.9をシャットダウンする設定ができました。

シャットダウンテスト

UPSの入力ケーブルを抜いて、バッテリー運転にします。指定した時間が経過すると、CentOS 7.9はシャットダウンしました。

おわりに

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Twitter : https://twitter.com/eaton_daitron

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