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UPSのバッテリーコネクタ接続方法を解説します。
本解説ではラック型およびタワー型のバッテリーコネクタ接続方法を紹介しております。必要工具はプラスドライバーです。
ラックタイプのコネクタ接続手順 例:9PX6K
■本章ではラック型UPSのコネクタ接続方法を解説します。
1.UPS前面の中央カバー(黄色枠部)を外します。写真の様にカバー上部から手前に引くようにすると外せます。図2のようになると中央カバー外しは完了です。
図1.中央カバーを外す
図2.カバーを外した状態
2.中央カバー裏にあるねじをプラスドライバーで外します。 ※1 図3では緑枠部がねじ止め箇所となります。 ※2 ねじがない機種もあります。その場合は本工程を飛ばしてください。
図3.ねじ止め箇所
3.前面カバーを開きます。①前面カバーを右にスライドします。②右に押しながら手前に引くことで前面カバーが開きます(青矢印参照)。
図4.前面カバーを開く
4.前面カバー裏にあるコネクタを接続します。オスとメスコネクタがあるので双方を差し込んでください。 ※カチッと音がするまでしっかり奥まで差してください(図6参照)。
図5.コネクタを接続する
図6.接続した状態
5.コネクタ接続後、前面カバーを戻します。戻す際は3の工程の逆となります。 ①前に閉じてカバーと本体を当てる②前に軽く押しつつ左へスライドすることで前面カバーの取り付け完了となります。上手く前面カバーを戻せない場合、中のコネクタが押して閉まらないことが考えられます。 ※②では前面カバーの端と本体の端が面一となるようにしてください。面一になっていないと後述の中央カバーが嵌りません。
図7.前面カバーを閉める
6.前面カバー接続後、外していたねじをしめます。5で前面カバーが正しく閉められていないとねじがねじ山に入っていきません。
図8.ねじを締める
7.中央カバーを取り付けます。図9のように下部を当てながら上部を差し込むと取り付けられます。5で前面カバーが正しく閉められていないと中央カバーが取り付けられません。
図9.中央カバー取付
8.中央カバー取り付け完了で全行程終了となります。
タワータイプのコネクタ接続手順 例:5P750、9SX700
■本章ではタワー型UPSのコネクタ接続方法を解説します。
1.前面カバーを外します。開く面に窪みがあるのでそちらから外してください。 ※ 9SXシリーズは横ではなく縦で開きます。(図11参照)
図10.5Pシリーズ 図11.9SXシリーズ
2.UPS本体に固定されているコネクタを外します。本体正面から見て左に捻って外してください。 ※9SXシリーズは本工程を飛ばしてください。
図12.コネクタ(メス)を本体から外す 図13.外した状態
3.前面カバー裏にあるコネクタを接続します。オスとメスコネクタがあるので双方を差し込んでください。 ※カチッと音がするまでしっかり奥まで差してください。
図14.5Pシリーズ 図15.9SXシリーズ
4.コネクタ接続後、本体に固定します。コネクタに突起部があるので(黄色枠)、本体の窪みにはめ込んでください。※9SXシリーズは本工程を飛ばしてください。
図16.接続後、本体に固定
5.コネクタを本体窪みにはめ込み、右に捻ってコネクタを垂直にすると固定は完了となります。 ※9SXシリーズは本工程を飛ばしてください。
図17.固定完了
6.コネクタ接続後、前面カバーを戻します。戻す際は1の工程の逆となります。カバー右側を先に固定し、 左側がカチッと音が鳴るまで押し込んでください。(図18) ※右側が上手く嵌っていない状態で押し込むとカバーが破損する恐れがあります。 9SXシリーズは前面カバー下の突起物を嵌め込んでからカバーを閉じてください。(図19)
図18.前面カバー取付(5Pシリーズ) 図19.前面カバー取付(9SXシリーズ)
おわりに
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