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Battery fault等のアラーム発生時にバッテリー交換を実施した後、UPSのLCDパネルに「Battery fault/No battery」のエラーメッセージが解消されず表示され警告ランプが点灯した際の対処法をご説明します。
Battery fault/No batteryは、バッテリー劣化などが原因で電圧等が一定値以下の閾値となった際に発報します。
本アラームはバッテリー交換を実施した後、自動解消するアラームとなりますが、稀に自動解消せずアラームが表示されたままとなる場合がございます。
アラームが表示されたままとなった際は以下対処法をご確認いただき、ご対応をお願いいたします。
対応方法
■5Pシリーズ、5PXシリーズ
1.バッテリーコネクタがしっかり接続されていることを確認します。
2.アラームリセットを実施します。(Reset fault state)
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。
(2)Reset fault stateを選択し、エンターキーを押します。
Reset fault stateでアラームはリセットされますが、フロントパネルの警告ランプは点灯状態のままになります。
3.UPS本体の再起動
(電源ボタン長押しにてUPS停止、その後入力プラグを抜いて、再差し込みで再度電源ボタン長押しにて起動)
手順2、3を実施後、再度警告音とアラートが発生した際はバッテリーもしくはUPS本体の不具合の可能性がありますので、弊社サポートまでお問い合わせをお願いいたします。
4.バッテリーテストを実施します。(Start battery test)
※バッテリーテスト実施時は、最低10%の負荷と90%以上のバッテリー容量が必要となります。実施条件を満たすことが難しい場合、下記手順5のご対応をお願いいたします。
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。
(2)Start battery testを選択し、エンターキーを押します。
警告ランプの消灯を確認し直後再発しない場合症状解消となります。
手順4を実施後、再度警告音とアラートが発生した際はバッテリーもしくはUPS本体の不具合の可能性がありますので、弊社サポートまでお問い合わせをお願いいたします。
5.工場出荷時設定への初期化を実施します。(Restore factory Setting)
※工場設定時初期化時条件
出力停止を行う必要があります。(初期化時に出力設定も影響するため)
UPS設定が初期化されるので、Setting項目全てを記録し実地後に再設定を行う必要があります。
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。
(2)Restore factory Settingを選択し、エンターキーを押します。
6.UPS本体の再起動
(電源ボタン長押しにてUPS停止、その後入力プラグを抜いて、再差し込みで再度電源ボタン長押しにて起動)
警告ランプの消灯を確認し直後再発しない場合症状解消となります。
手順5、6実施後、再度警告音とアラートが発生した際はバッテリーもしくはUPS本体の不具合の可能性がありますので、弊社サポートまでお問い合わせをお願いいたします。
■9SXシリーズ、9PXシリーズ
1.バッテリーコネクタがしっかり接続されていることを確認します。
2.アラームリセットを実行します。(Reset fault state)
※6K以上のモデルはFunction resetのメニューはなく、ControlからReset fault stateへ画面遷移
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。
(2)Functions resetを選択し、エンターキーを押します。
(3)Reset fault stateを選択し、エンターキーを押します。
Reset fault stateでアラームはリセットされますが、フロントパネルの警告ランプは点灯状態のままになります。
手順2を実施後、再度警告音とアラートが発生した際はバッテリーもしくはUPS本体の不具合の可能性がありますので、弊社サポートまでお問い合わせをお願いいたします。
3.バッテリーテストを実施します。(Start battery test)
※バッテリーテスト実施時は、最低10%の負荷と90%以上のバッテリー容量が必要となります。実施条件を満たすことが難しい場合、下記4の手順でのご対応お願いいたします。
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。
(2)Start battery testを選択し、エンターキーを押します。
警告ランプの消灯を確認し直後再発しない場合症状解消となります。
手順3を実施後、再度警告音とアラートが発生した際はバッテリーもしくはUPS本体の不具合の可能性がありますので、弊社サポートまでお問い合わせをお願いいたします。
4.工場出荷時設定への初期化を実施します。(Restore factory set)
※6K以上のモデルはFunction resetのメニューはなく、ControlからRestore factory setへ画面遷移
※工場設定時初期化時条件
出力停止を行う必要があります。(初期化時に出力設定も影響するため)
UPS設定が初期化されるので、Setting項目全てを記録し実地後に再設定を行う必要があります。
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。
(2)Functions resetを選択し、エンターキーを押します。
(3)Restore factory setを選択し、エンターキーを押します。
警告ランプの消灯を確認し直後再発しない場合症状解消となります。
手順4実施後、再度警告音とアラートが発生した際はバッテリーもしくはUPS本体の不具合の可能性がありますので、弊社サポートまでお問い合わせをお願いいたします。
おわりに
TwitterとYouTubeでEaton UPSの情報を配信しております。よろしくお願い致します。
Twitter : https://twitter.com/eaton_daitron
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