Network-M3にオプションのEMPDT1H1C2を接続すると、温度と湿度を監視する事ができます。さらに、閾値を設定しておけば、電子メールによる通知を受け取る事ができます。1つのNetwork-M3に接続できるEMPDT1H1C2の数は3個までです。
接続例
Network-M3のAUXポートと、EMPDT1H1C2のFROM DEVICE側を接続します。
EMPDT1H1C2を2個以上接続する場合、TO SENSORSとFROM DEVICEを接続して数珠つなぎにします。
MODBUS ADDRESSは1個目を1、2個目を2、3個目を3に設定します。
終端のEMPDT1H1C2のみ、TERを[1]に設定します。
例:EMPDT1H1C2を1個接続する場合、1とTERを[1]、他は[0]に設定します。
※ 下の画像は、EMPDT1H1C2を3個接続した時の設定です。
EMPDT1H1C2 検出
環境 > コミッショニング/ステータス
センサーのコミッショニングの[発見]を押します。
一覧にEMPDT1H1C2が追加されました。温度、湿度、ドライコンタクト#1,#2、通信状態が確認できます。
設定を変更する場合、編集アイコンをクリックします。
有効/無効のカスタマイズ、名前の編集、ドライ接点の極性変更(ノーマリーオープン/ノーマリークローズ)ができます。
センサー測定値のダウンロード
右上の[センサー測定値のダウンロード]を押すと、logSensors.csvがダウンロードされます。
logSensors.csvを開くと、日時(UTC)、温度(ケルビン)、湿度が記録されています。
※ UTCとケルビンは変更できない仕様です。
EMPDT1H1C2 情報
環境 > 情報
シリアルナンバーが確認できます
EMPDT1H1C2 アラーム設定
不可解な日本語訳になっていますが、[重要度が低い]の値を下回るとCriticalアラーム、[低い警告]を下回るとWarningアラームが発生します。[高い]も同様で、値を上回るとアラームが発生します。
環境 > 警報構成
[使用可能]にチェックを入れて保存します
※アラーム閾値は任意の値に変更可能
EMPDT1H1C2 メール通知テスト
※メール通知テストを行う前に、SMTPを設定します。
【Network-M3】 メール通知 (SMTP設定) Firmware 1.x.x
EMPDT1H1C2のイベントは、デバイスイベントに該当します。3つの警報を登録します。メールにcsvファイルを添付したい場合、添付にもチェックを入れます。
測定値より小さい数値を[高い警告]に設定して保存します。
閾値を上回るため、[温度が高い]警告が発生します。
メールを確認すると、[温度が高い(Temperature is high)]警告メールが届いています。
閾値を元に戻すと、[温度がノーマルに戻った(Temperature is back to normal)]メールが届きます。
おわりに
X(旧Twitter)とYouTubeでEaton UPSの情報を配信しております。よろしくお願い致します。
X(旧Twitter) : https://twitter.com/eaton_daitron
YouTube : https://www.youtube.com/user/EatonDaito