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Red Hat Enterprise Linux 9.5をIPP 1.75でシャットダウンしました。
シャットダウンテスト時のイベントリスト(イベントログ)
システム構成
- Red Hat Enterprise Linux 9.5
- Eaton IPP 1.75 for RHEL
- Eaton 9SX700
- Eaton Network-M3 2.1.3
IPP 1.75ダウンロード
下記URLにアクセスして、IPP 1.75をダウンロードします。
https://www.eaton.com/us/en-us/forms/backup-power-ups-surge-it-distribution/eaton-intelligent-power-protector-software-download-form/eaton-intelligent-power-protector-download-thank-you.html
RHEL 9.5にIPP 1.75インストール
IPP1.75をダウンロードしたフォルダに移動します。
ウィンドウ内で右クリックし、「端末で開く」をクリックします。
コマンド「sudo rpm -ivh ipp-linux1.75.183-1.x86_64.rpm」を投入して、IPPをインストールします。
RHEL ファイアウォール設定変更 (IPP使用ポートの通信許可)
IPPが通信するポートをファイアウォールで許可します。下記ブログ記事を参考に、ポート通信許可を設定します。
https://www.eaton-daitron.jp/techblog/4725.html
firewall-cmd --permanent --add-port=25/tcp firewall-cmd --permanent --add-port=80/tcp firewall-cmd --permanent --add-port=443/tcp firewall-cmd --permanent --add-port=587/tcp firewall-cmd --permanent --add-port=3493/tcp firewall-cmd --permanent --add-port=4679/tcp firewall-cmd --permanent --add-port=4680/tcp firewall-cmd --permanent --add-port=5000/tcp firewall-cmd --permanent --add-port=5001/tcp firewall-cmd --permanent --add-port=8883/tcp firewall-cmd --permanent --add-port=67/udp firewall-cmd --permanent --add-port=69/udp firewall-cmd --permanent --add-port=123/udp firewall-cmd --permanent --add-port=161/udp firewall-cmd --permanent --add-port=162/udp firewall-cmd --permanent --add-port=200/udp firewall-cmd --permanent --add-port=4679/udp firewall-cmd --permanent --add-port=4680/udp firewall-cmd --permanent --add-port=5353/udp firewall-cmd --reload
IPP ログイン
RHELのブラウザ(Firefox)で、https://127.0.0.1:4680/ または http://127.0.0.1:4679/ にアクセスします。
ログインとパスワード共に、初期値はadminです。
初回ログイン時、パスワード変更が求められます。任意のパスワードに変更してください。
IPP Network-M3(UPS) 検出
IPPにログイン後、「アドレスのスキャン」をクリックします。
検出するUPS(Networkカード)のIPアドレスを入力し、「スキャン」をクリックします。
IPP パワーソース設定
検出されたUPSを右クリックして「パワーソースとして設定」をクリックします。
下記の通りに入力して、「保存」をクリックします。
・パワーソース:選択したUPS
・負荷セグメント:マスター出力
・アクセスパラメーター:Network-M3にログインするユーザーとパスワード
IPP シャットダウン設定
「設定」-「シャットダウン」-「構成」を右クリックし、「シャットダウン構成の編集」をクリックします。
下記の通りに入力して、「保存」をクリックします。
・シャットダウンタイマー:任意 (指定した時間バッテリー運転したら、シャットダウンのタイプを実行)
・シャットダウンのタイプ:シャットダウン
※他の項目はデフォルトのまま
以上でパワーソースのUPSが30秒間バッテリー運転したら、RHEL 9.5をシャットダウンする設定ができました。
IPP 基本設定
自動更新の設定(IPP最新版の有無チェック)は、インターネットを利用するので、基本的に無効にします。
「設定」-「システム」-「更新設定の編集」をクリックします。
間隔を「指定なし」に変更し、「保存」をクリックします。
シャットダウンテスト
UPSの入力ケーブルを抜いて、バッテリー運転にします。
指定した時間30秒が経過すると、RHEL 9.5はシャットダウンしました。
おわりに
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X(旧Twitter) : https://twitter.com/eaton_daitron
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