自己署名証明書の警告(プライバシーエラー:保護されていない通信,セキュリティ保護なし)を非表示にする手順を解説します。スクリーンショットは、Eaton社のNetwork-M3 Cardになっていますが、警告が出る他のサイトでもこの手順が応用可能です。
自己署名証明書とは
自己署名証明書(self-signed certificate)は、企業や開発者が署名して発行している証明書です。第三者機関である認証局(CA:Certificate Authority)による署名を受けていない証明書のため、信頼度が低いとされブラウザが警告します。
※ Network-M3(Network-M2) Cardは、Eaton社が署名しているため信頼できる証明書です。
プライバシーエラー (保護されていない通信,セキュリティ保護なし)
※ 本解説はGoogle ChromeでNetwork-M3にアクセスしています。Edgeや他のブラウザでは、表現が異なって表示されます。
自己署名証明書のため、「この接続ではプライバシーが保護されません」と出てしまいます。Edgeは「接続がプライベートではありません」
最初に、警告が出たままページにアクセスする手順を解説します。
[詳細設定]を押します
[**********にアクセスする(安全ではありません)]を押すと、ページにアクセスできます。
証明書のエクスポート
証明書をWindowsに信頼させることで、ブラウザの警告を出さなくすることができます。
URLの左の[保護されていない通信]を押してサイト情報を表示。そして、[証明書を表示]を押すと証明書ビューアが出現します。
上記はGoogle chromeの手順です。
Microsoft Edgeの証明書表示も記載しておきます。その他のブラウザは省略します。
[セキュリティ保護なし]を押して、赤丸部分を選択します。
[証明書の表示]を押すと証明書ビューアーが出現します。
[詳細]を押します。
[エクスポート]を押します。
crtファイルをローカルに保存します。
証明書のインポート
スタートメニューを右クリックして[ファイル名を指定して実行]を選択します。
certmgr.msc と入力してOKを押します。
信頼されたルート証明機関を右クリック > すべてのタスク > インポート
証明書のインポート ウィザードの開始
[次へ]を押します。
[参照]を押します。
エクスポートしたcrtファイルを選択して[開く]を押します。
[次へ]を押します。
[次へ]を押します。
[完了]を押します。
[はい]を押します。
[OK]を押します。
プライバシーエラーの非表示確認
タブを閉じてブラウザを終了ます。そのあと、ブラウザを開きます。
証明書を信頼されたルート証明機関にインポートしたため、プライバシーエラーは表示されなくなりました。
おわりに
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