IPM2でNetwork-M3カードを搭載したUPSの検出手順を解説します。
はじめに
IPM2は仮想環境専用のソフトウェアです。ネットワークカードは必須となります。
IPM2はNetwork-MSにも対応していますが、Network-MSが既にEOLとなっているためIPM2とNetwork-MSの組み合わせは取り扱いしません。予めご了承ください。
※Network-M3の設定は完了しているものとして解説が進みます。Network-M3の設定は、Network-M3ページ下部をご覧ください。
UPSの検出
[アセット]を押します。
[資産の追加]を押します。
[UPS(シングルまたはパラレル)]を選択します。
UPSタイプ:シングルUPSを選択(デフォルト)
ネットワークアドレス:Network-M3のIPアドレスを入力
[プロトコルの選択]を押します。
[イートン・セキュアド・プロトコル…]を選択します。
ポートは443が自動的に埋まります。
クレデンシャルを選択します。
クレデンシャルが1つも無いため、クレデンシャルが見つかりません。と表示されています。
クレデンシャルを作成済みであれば、クレデンシャルが一覧表示されます。
ここでは、新しいクレデンシャルを作成します。
クレデンシャルタイプ:ユーザーとパスワード
クレデンシャル名:任意 (どのUPS用のクレデンシャルか分かりやすく)
クレデンシャルの仕様:発見と監視
タグ付けする:空白
ユーザー:admin
パスワード:Network-M2のadminのパスワード
このオペレーションの確認が表示されます。ここは、IPM2のパスワードを入力します。
クレデンシャルを押して、作成したクレデンシャルを一覧の中から選択します。
これで、UPS(Network-M3)を検出する設定が埋まりました。
[発見]を押します。
UPSを検出しました。右下の[次のページ]を押します。
パワーソース(電源供給元)設定
[電源の選択]を押します。
[DC0/DC0-MainFeed]を選択します。
施設資産にUPSが追加されました。
アクティブ化
ステータスを見ると[非アクティブ]となっています。監視対象に入っていません。
[アクティブ]に変更します。
ステータスが[アクティブ]になりました。
Input Voltage アラームの解消
アクティブにしてしばらく待つと、IPM2はUPSについてアラームを発報します。
どちらかのアラームアイコンを押します。
入力の電圧が非常に低くなっているというアラームです。
設定 > アラーム へ移動します。
[データセンター]を[UPS]に変更します。
続いて[負荷]を[入力電圧]に変更します。
アラーム閾値のデフォルトが下記の通り、海外の電圧基準になっています。このため100V UPSは低クリティカルの閾値を下回り、クリティカルのアラームを発報しています。
この解説では、警告±10V、クリティカル±20Vで設定しました。推奨値ではございません。ご希望のアラーム閾値を入力してください。
SAVEすると、アラームが解消されました。
おわりに
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