Eaton UPS(イートン 無停電電源装置) テクニカルブログ

Advanced Battery Management(ABM)

Eaton UPSの充電方式ABMについて紹介します。

Advanced Battery Management(ABM)の充電方式

ABMに於いては3段階の充電モードを設定する事により電池寿命を最大50%引き延ばすことが可能です。

また、独自のマイコンを駆使した充電最適化制御(3モード充電)により充電時間の短縮を図っています。

  1. チャージモード(定電流モード)
    電源障害が発生し15秒以上経過すると定電流の充電モードに入りフル充電に近い状態
    (BatteryのOpen Circuit Voltage が2.3Vに達するまで)にします。最大で100時間。
  2. フローティングモード(定電圧モード)
    OCVが2.3Vになった後、フローティングモード(定電圧モード)に入り、24時間充電を行います。
    24時間充電を行った後Battery Test(2つの異なる負荷レベルでテスト)を行いBatteryが機能しているかを
    確認します。 この時異常が確認された場合アラート通報を行います。その後再び24時間のフロー
    ティング充電を行います。
  3. レストモード
    フローティングモード完了後、充電は停止し、レストモードに入りレストモードは28日間続きます。
    レストモードの間、バッテリーの電圧の監視が行われ下記の状態が検知された時充電を開始します。
    ・15秒以上電源障害が発生した時
    ・BatteryのOpen Circuit Voltageが10日以降に2.1V以下になった時
    (10日以内に2.1V以下になった場合アラート通報を行う)
    ・28日間が過ぎた時
    ・Batteryが交換された時

ページの先頭へ