Eatonの省エネルギー技術 Energy Saver System(ESS)を紹介します。
省エネルギーシステム(ESS)
省エネルギーシステムは、 最大99%のエネルギー効率を可能とする新しいコンセプトを採用。
入力電力の品質をモニターし、品質が良い場合には省エネルギーモードで運用、警戒域に入ると待機状態だったインバータ運転に高速(2ms)で切り替え、ダブルコンバージョン方式による安定した運用を実現します。
ESSは、下記の3つの動作モードに切り替えることができます。
- ダブルコンバージョンモードでは、UPSは、コンバータを介して電力を供給しています。
- 省エネルギーシステムモードではコンバータを待機状態に入れ、スタティックバイパススイッチが稼働し、主電源を直接負荷へ供給します。
主電源が失われるかプリセットの出力制限を超えた場合には、シームレスにダブルコンバージョンモードへ(2ミリ秒以内)移行します。
- 高警戒モードでは、省エネルギーモードから1時間だけダブルコンバージョンモードへ切り替ります。電源品質はこの時間に制御されます。
この時間内に再度高アラートのコマンドが来た場合(例えば雷が発生)、この1時間タイマーはリセットされます。
ESSを採用したEaton 9395 275KVAの年間コスト削減例
項目 |
内容 |
負荷容量 |
250kw |
電気料金 1KWh |
¥11 |
一般的なレガシーUPSのエネルギー効率(平均) |
89% |
Eaton 9395 275KVA (ESS採用時)のエネルギー効率 |
99% |
年間エネルギー節約量 |
219MWh |
年間節約電気料金 |
¥2,409,000 |
Eaton 9395は従来のUPSと比較して約10%エネルギー効率が優れ、電気料金の節約で3年から5年で初期投資を回収可能。