VMwareのvCenter™から仮想マシンを一括シャットダウン
従来のUPS管理ソフトウエアのアプローチ
- Case1: 各VMへUPS管理ソフトウエア導入
- 各Guest OSへUPS管理ソフトウエアを導入
- UPS管理ソフトウエアのライセンスがVMの数だけ必要
- UPS管理ソフトウエアの導入に時間がかかる
- Case2: vMAへUPS管理ソフトウエアを導入しスクリプトにてシャットダウン
- 各vSphereにvMAを導入、その上にUPS管理ソフトウエアを導入
- 各Guest OSとHost OSをスクリプトにてシャットダウン
- スクリプトの作成、スクリプトの導入や検証に時間がかかる
- Case3: 各VMへSSH にてログイン後コマンドにてシャットダウン
- 各VMへSSH にてログインし、User ID, PWを入力後コマンドにてGuest OSをシャットダウン
- 各VM毎にUSER ID, PWを管理する必要がありGUEST OSが増えるたびにUPDATEが必要
- SSHを発行する機器が必要となる
Eaton IPMによる新しいアプローチ
- IPMを仮想化管理プラットホーム(vCenter)にプラグイン
- 停電時vCenterから仮想マシンを一括シャットダウン
- 仮想マシンをシャットダウン後、ホストOS(vSphere)をシャットダウン
- VMware vSphere5.x HA構成サポート(IPM1.27~)
- IPMは10台のUPSを無償で管理可能(10台以上は有償)
vCenterからの一括シャットダウンの利点
UPS管理ソフトウェア ライセンス費用の削減
UPS管理ソフトウェア 導入時間の大幅な削減
Guest OSに依存しない(VMwareがサポートする全てのGuest OSがシャットダウン可能)
vCenterへIPMをプラグインすることによりVMとUPSが同一のコンソール画面で管理可能
vCenter経由でのシャットダウン制御になるので将来UPS管理ソフトウェアの変更の必要が無い
HA構成のシャットダウンが可能
vMotionを起動させApplicationをストップすることなくGuest OSを他のサーバーへ移行可能
vSphere5.0 サンプル構成
vCenterへIPMをプラグインすることによりGuest OSおよびHost OSを一括シャットダウン可能
Guest OS x 12 およびvSphere5.0 x3をIPMにより一括シャットダウン可能
IPM1.27よりVMware vSphere5.0 HA構成サポート !
vSphere HAクラスタ構成時のシャットダウンの動作について(Q&A)
Q1.ESXi本体の仮想マシン自動起動/シャットダウンの機能を使うのでしょうか?
A1.仮想マシン自動起動/シャットダウンの機能が利用できるVersionであれば、利用して下さい。
利用できないVersionの場合は、vAppを使用してください。
vAppでは仮想マシンをグループ化でき、シャットダウンの順番も指定できます。
Q2.管理ソフトウェアIPMで仮想マシンを任意の順番でシャットダウン・起動できるのでしょうか?
A2.IPMは仮想マシンの一括シャットダウンの機能しかありませんので、
仮想マシンを任意の順番で停止・起動は出来ません。
但し、IPMからESXiのシャットダウン行うように設定、各仮想マシンにIPPを導入し、
Shutdown Timerで時間差をつけて仮想マシンをシャットダウンすることは可能です。