Eaton UPS(イートン 無停電電源装置) テクニカルブログ

5PX UPSへの「耐電圧試験」及び「絶縁抵抗試験」について

対象機種:5PX1000RT2U, 5PX1500RT2Uの2機種

  1. 「耐電圧試験」について
    UPSの「耐電圧試験」は、内部部品保護のため、絶対に行わないでください。入力ラインとフレームグランド間のサージ除去用バリスタが破損する可能性があります。また、このバリスタの影響で正確な試験を行うことができません。
  2. 「絶縁抵抗試験」について
    Eaton UPSには、入力回路部に逆相検知回路(Site wiring fault)が実装されております。その影響で正確な絶縁抵抗値を測定する事ができません。「絶縁抵抗試験」を実施する際は、本体背面の『逆相検知基板GND』のネジをはずした状態で実施してください。

    • 1:「逆相検知基板GND」は本体背面にある銀色のネジ(筐体の塗装無)です。
      5px-gnd-kiban【写真:型式「5PX1500RT2U」本体背面】
    • 2:必ずDC125V以下で行ってください。
    • 3:絶縁抵抗試験後(通常運用時)は必ず「逆相検知基板GND」のネジを取り付けてしっかり締めてください。

    ※5PX3000RT2U, 5PX1500iRT2U, 5PX3000iRT2Uの3機種は、絶縁抵抗試験を行う事ができません。

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