Eaton UPS(イートン 無停電電源装置) テクニカルブログ

SynologyのUPS設定

SynologyのUPS設定

Synologyは標準機能でUPSのコントロールができます。
UPS管理ソフトウェアをインストールする事なく、シャットダウン設定ができるのでとても便利です。

SynologyのUPS設定の場所

コントロールパネルをクリックします。

synology_dsm_home

「基本モード」では表示されていないので、「上級者モード」をクリックします。

synology_dsm_cp01

「ハードウェアと電源」をクリックします。

synology_dsm_cp02

全般タブの「電源復旧」>「停電後自動的に再起動する」にチェックを入れます。

synology_dsm_dengen_zenpan

UPSタブをクリックします。

synology_dsm_dengen_ups

SynologyとUPSがUSBケーブルで接続されている場合

USB接続の時は、次のような画面が表示されます。

synology_dsm_usb01

UPSサポートの利用を「チェック」します。
DiskStation がセーフモードになるまでの時間を「チェック」して、時間を指定します。
システムがセーフモードになったらUPSを停止します。を「チェック」します。

最後に「適用」ボタンをクリックします。

synology_dsm_usb02

UPSの入力ケーブルを抜いてバッテリーモードにして、指定時間にSynologyがセーフモードになり、UPSがシャットダウンされる事を確認します。

synology_dsm_usb03

SynologyとUPSがLANケーブルで接続されている場合

LAN接続の時(USBケーブルで接続されていない時)は、次のような画面が表示されます。

synology_dsm_snmp01

UPSサポートの利用を「チェック」します。
ネットワーク UPSのタイプを「SNMP UPS」にします。
DiskStationがセーフモードになるまでの時間を「チェック」して、時間を指定します。

SNMP UPS IPアドレス:「UPSのIPアドレス」を入力します
SNMP MIB:「ietf」にします。(autoはどれになるか不明なので避けましょう)
SNMP バージョン:「v1」にします。
SNMP コミュニティ:「public」と入力します。

最後に「適用」ボタンをクリックします。

synology_dsm_snmp02

UPSの入力ケーブルを抜いてバッテリーモードにして、指定時間にSynologyがセーフモードになる事を確認します。
UPSのシャットダウンは、ネットワークカードの設定に依存します。

synology_dsm_snmp03

SynologyのUPS設定は以上です。

Synology NASとEaton UPSの検証

株式会社アスク様のご協力(評価機貸出)により、下記組み合わせでシャットダウン検証を実施しました。

<NAS>
製品型番:Synology DiskStation 415+
DSM バージョン:DSM 6.0.2-8451 Update 2

<UPS>
Eaton 5SC1000, 5P750, 5P1000R, EX1150T, 5PX1000RT, 5PX1500RT

検証結果

Synology 415+

Eaton UPS USB接続 LAN接続
5SC1000 – (LAN非対応UPS)
5P750
5P1000R
EX1150T
5PX1000RT
5PX1500RT

検証した組み合わせの全てで正常動作する事を確認しました。

written by Shigeru Murata@Daitron

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