Eaton IPMは、IEFT (Internet Engineering Task Force)が定めているRFC 1628 UPS MIB(UPS標準MIB)に準拠しているため、ノードリストに他社製のUPSを検出する事ができます。そして、ライセンスを[Gold]にアップグレードすると、パワーソースに設定する事ができます。
※ あらかじめ、無償でダウンロードできるBasic(Manage)ライセンスにて、他社製UPSがノードリストに検出する事をご確認願います。Goldライセンスは、ノードに検出されている他社製UPSを「パワーソースとして設定」できるようになるだけです。Basic(Manage)ライセンスでノード検出されなければ、Goldライセンスにアップグレードしてもノード検出されないままとなります。
【重要】新ライセンス販売のお知らせ
2020年9月、IPMの新ライセンス(Optimize License)を販売しました。
テクニカルブログ内の文章および画像の旧ライセンス(Silver License、Gold License)は、全てOptimize Licenseに置き換えてお読み下さい。
Basic = Manageです。よろしくお願い致します。
他社製UPSの検出
[アドレスのスキャン]を使用して、ノードリストにAPC Smart-UPSを検出します。
ライセンスアップグレード
IPMのライセンスを[Gold]にアップグレードしました。
パワーソースに設定可
Basicライセンスではパワーソースに設定できなかった[APC Smart-UPS 1500]が、リストに表示されました。
APC Smart-UPS 1500をパワーソースとして設定します。
パワーソースとして設定されました。
シャットダウン テスト
APC Smart-UPS 1500をバッテリー運転にします。
カウントダウンが始まり、60秒後にIPMサーバがシャットダウンしました。
アクション テスト
構成ポリシーのパワーソース ノードリストにも、APC Smart-UPS 1500が出現します。
APC Smart-UPS 1500をパワーソースとして設定します。
パワーソースとして設定されました。
次に、任意のアクション/イベントを作成します。
電子メールを送信したい場合、項目を埋めればOKです。
おわりに
どのUPSメーカーもIETFが定めるUPS標準MIBに対応しているため、Eaton IPMはSNMPを介して各メーカーのUPSの情報を取得する事ができます。
Goldライセンスにアップグレードすると、検出されている他社製UPSをパワーソースに設定する事ができるため、[サーバのシャットダウン][メールを送信して異常を瞬時に把握][コマンド実行]といったアクションを実行できるようになります。