Eaton UPS(イートン 無停電電源装置) テクニカルブログ

【IPM】 IPM 1.60「SSHアクション」 検証レポート

IPM 1.60のSSHアクションを検証しました。

検証環境

IPM 1.60 + Silver License + VMware vSphere Hypervisor (ESXi) 6.7

SSHアクションを作成する

設定 > アクション/イベント > 新しいアクションの作成をクリックします。

アクション名、イベントリスト、イベントソースは任意。
アクションタイプの中から「SSHアクション」を選択します。(シルバー以上のライセンスが必要です)

 

SSHサーバのIPアドレス、ポート、ユーザーネーム、パスワードを入力します。
コマンドラインの編集アイコンをクリックします。

枠内に、SSH接続時に実行するコマンドを入力します。
複数行のコマンドを実行する事ができます。

今回は下記コマンドを入力しました。
ESXiホストをメンテナンスモードへの切り替え→30秒待機→メンテナンスモードの終了→30秒待機。これを3回繰り返すコマンドです。

esxcli system maintenanceMode set --enable=true
sleep 30
esxcli system maintenanceMode set --enable=false
sleep 30
esxcli system maintenanceMode set --enable=true
sleep 30
esxcli system maintenanceMode set --enable=false
sleep 30
esxcli system maintenanceMode set --enable=true
sleep 30
esxcli system maintenanceMode set --enable=false
sleep 30

枠内にコマンドを入力できたらOKを押します。

コマンドが追加された事を確認して保存します。

SSHアクションをテストする

作成したアクションを選択。
選択したアクションのテストをクリックします。

ESXiがコマンドを受け付けて、正しく実行している事を確認しました。

WiresharkでSSHアクションをキャプチャ

JSCH 0.1.54ではないSSH Libraryを使用している事が分かります。

さいごに

IPMがSSHアクションを実装した時から、検証を実施してきました。IPMがバージョンアップされる度にJSCHのバージョンを確認してきましたが、IPM 1.60はUNKNOWNという結果になりました。しかしながら、動作は全く問題なく、リリースされたばかりのVMware vSphere Hypervisor (ESXi) 6.7を操作できる事を確認しております。

以上、村田@ダイトロンがお届けしました。

ページの先頭へ