DELL様の御協力により、VMware vSAN 6.6.1のシャットダウン検証を実施しました。
【重要】新ライセンス販売のお知らせ
2020年9月、IPMの新ライセンス(Optimize License)を販売しました。
テクニカルブログ内の文章および画像の旧ライセンス(Silver License、Gold License)は、全てOptimize Licenseに置き換えてお読み下さい。よろしくお願い致します。
検証結果
- Eaton IPM 1.60は、VMware vSAN 6.6.1にシャットダウン対応しています。
- 復電時、仮想マシンは指定した順番通りに起動しました。
前提条件
- Eaton IPM Silver License以上が必要です。
- シャットダウンを管理するIPMとvCenterは、vSANクラスタの外に存在すること。
- vSAN ストレッチ クラスタは、サポートされていません。
検証環境
VMware vSAN 6.6.1 (DELL R740XD 4node)
- 仮想ホスト x4台 [VMware ESXi 6.5.0 build 7388607]
- 仮想マシン x11台
- Eaton UPS + Eaton Network-MS
VMware vSANの外部
- VMware vCenter Server Appliance 6.5.0 build 6816762
- Microsoft Windows Server 2016 + Eaton IPM 1.60 with Silver license
シャットダウンフロー (停電時)
- 任意の仮想マシンをシャットダウンします。
- 残りの仮想マシンを一括シャットダウンします。
- ESXiホストを”No Action”のオプション付きでメンテナンスモードにします。
- ESXiホストをシャットダウンします。
起動フロー (復電時)
- ESXiホストが自動起動します。※BIOSの設定が必要
- ESXiホストはメンテナンスモードになっています。
- ESXiホストのメンテナンスモードを終了します。
- 仮想マシンを指定した順に、約10秒間隔で起動します。 ※時間指定はできません
シャットダウンテストのログ
VMware vSphere Web Client
Eaton IPM
起動テストのログ
VMware vSphere Web Client
Eaton IPM
VMware vSANシャットダウンのIPM設定
IPM設定手順は、こちらのブログで紹介しています。
おわりに
今回のVMware vSANシャットダウン検証は、DELL様のソリューション・イノベーション・センター@三田にて実施させて頂きました。vSANの環境だけでなく、仮想マシン11台をOSインストール済みでご用意して頂きました。検証をするにあたり、大変助かりました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。
以上、村田@ダイトロンがお届けしました。