IPMはWindows Server版だけでなく、Virtual Appliance版もあります。仮想マシンにWindows Serverが存在しない場合、Virtual Appliance版の導入となります。
※Windows版のほうが安定して動作しています。可能な限り、Windows版IPMをご利用ください。
IPM-VAのダウンロードからデプロイ、IPアドレス設定までを解説します。
検証環境
VMware ESXi, 6.7.0, 8169922
- vCenter Server Appliance 6.7.0, 9433931
- IPM Virtual Appliance 1.61.215
IPM Virtual Appliance ダウンロード
http://powerquality.eaton.com/support/software-drivers/ からIPMのVirtula Appliance版(.ova)をダウンロードします。
(途中の手順を省略しています)
※ダウンロードの手順が分からない場合は、こちらのテクニカルブログを参照願います。
IPM Virtual Appliance デプロイ
ダウンロードしたOVAファイルをデプロイします。
ダウンロードしたOVAファイルを選択してNEXT
仮想マシン名とフォルダを選択してNEXT
コンピューティング リソースを選択してNEXT
詳細を確認してNEXT
使用許諾誓約書に同意してNEXT
ストレージを選択してNEXT
ネットワークを選択してNEXT
設定を全て確認してFINISH
デプロイが終わるまで待ちます
IPM Virtual Appliance 初期設定
デプロイが完了したらパワーオンします。
rootのパスワードは、 manager です。
END-USER LICENSE AGREEMENTに、Accept(同意)します
同意の確認に、Yes(はい)を選択します
カーソルを移動して、[Set timezone]でエンター
4 (=Asia)を入力してエンター
19 (=Japan)を入力してエンター
1 (=Yes)を入力してエンター
TOPに戻ります
Login: root , Password: manager でログインします
IPM Virtual Appliance OSバージョン確認
とりあえず、debianのバージョンを確認しましょう
cat /etc/debian_version
IPM Virtual Appliance IPアドレス設定
固定IPアドレスに変更します
vi /etc/network/interfaces.d/lan0
デフォルトはdhcpになっています
staticに変更して、IPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイを設定します
IPM Virtual Appliance DNS設定
必要に応じて、名前解決を設定します
vi /etc/resolv.conf
nameserverを記述します
IPM Virtual Appliance ネットワーク再起動
ネットワーキングサービスを再起動して設定を反映させます
service networking restart
おわりに
Virtual Appliance版固有の設定は以上です。
他のマシンからブラウザで http://IPM-VAのIPアドレス:4679/ にアクセスしてIPMをご利用ください。
以上、村田@ダイトロンがお届けしました。