Network-M2の初期インストール手順を解説しています。Network-M2のIPアドレスを固定で割り当てたい場合も当ブログにて手順をご確認頂けます。
Network-M2 開梱
Network-M2の箱を開梱すると、次の物が入っています。
- Network-M2 Card
- Quick Start (英語)
- USB AM to Micro USB/M/5P 5ft Cable
- Additional Mac address label
Network-M2 Cardの取り付け
※Network-M2 Cardの取り付けは、UPS本体の電源がONのままで作業可能です。
- 2本のネジを緩めて、スロットカバープレートを取り外します。
- Network-M2を挿しこみ、2本のネジで締めます。
- UPSが起動していれば、およそ5分でON LEDが緑色で点滅します。
IPアドレス設定 (DHCPサーバ有りの場合)
ネットワークにDHCPサーバが有る場合、自動的にIPアドレスを取得します。
UPS本体のフロントパネルを操作してIPアドレスを確認します。
Identification > COM Card IPv4
IPアドレスが確認できたら、ブラウザに https://IPアドレス/ を入力してアクセスします。
IPアドレス設定 (DHCPサーバ無しの場合)
ネットワークにDHCPサーバが無い場合、もしくは設定したIPアドレスを忘れた場合、PCとNetwork-M2を付属のUSB AM to Micro USB/M/5P 5ft Cableで接続します。
自動的にRNDISドライバを検索して、ネットワーク接続にRNDISの[ローカル エリア接続]が出現します。
もし、RNDISドライバがインストールされなかった場合、手動でドライバをインストールする必要があります。
デバイス マネージャーに移動して、ほかのデバイス[RNDIS/Ethernet Gadget]にRNDISドライバを適用して下さい。RNDISドライバを適用すると、ネットワーク アダプターにRNDISが追加されます。
Network-M2のRNDISドライバをEaton Japanからダウンロードする
Eaton JapanからRNDISドライバをダウンロードします。
http://powerquality.eaton.com/Support/Software-Drivers/Downloads/connectivity-firmware.asp?cx=38
Gigabit Network Card USB driver for Windows を右クリックして、名前を付けてリンク先を保存。
linux-cdc-acm.inf を保存します
ZIPファイルをダウンロードして解凍する方法もあります。
Gigabit Network Card RNDIS をクリックして、ZIPファイルをダウンロード。
ZIPファイルを解凍すると、linux-cdc-acm.infを入手できます。
Network-M2のRNDISドライバをEaton USAからダウンロードする
Eaton USAからRNDISドライバをダウンロードします。
https://www.eaton.com/us/en-us/catalog/backup-power-ups-surge-it-power-distribution/eaton-gigabit-network-card—na.resources.html
Network-M2 ログイン
ブラウザに https://169.254.0.1/ を入力してアクセスします。
ユーザー名、パスワードともにデフォルトは admin です。
ログインすると、パスワード変更の画面になります。
数字、小文字、大文字、特殊文字の4種を最低1文字含めて、8文字以上の強固なパスワードを設定します。
新しいパスワードで再度ログインします。
ライセンス同意にチェックを入れて進みます。
Network-M2 IPアドレス変更
画面右上の[Settings]を選択します。
[Network]>[IPv4]のMoreを選択します。
Mode[Manual]を選択します。
任意のIPアドレス、サブネットマスク、ゲートウェイを入力してSaveします。
画面右下の[Save]ボタンを押します。
Network-M2 再起動
下記ブログの手順に従って、Network-M2カードの再起動を行い、設定変更を反映します。
【Network-M2】 カードをリブート(再起動)する Firmware 1.x.x
おわりに
Network-M2の初期インストール手順を紹介しました。
IT機器の電源保護は、Eaton UPSを提案させて頂きます。