Network-M2でSNMP監視およびSNMP Trapを設定する手順を解説します。

SNMP監視

SNMPマネージャでUPSの状態を監視する場合、SNMPを有効にする必要があります。このブログでは、SNMP V1での設定を解説しています。

[設定]>[SNMP]を選択します。

SNMP：[有効]をチェック
ポート：任意 (標準は161)
SNMP V1：[有効]をチェック

[読み取り専用]と[読み書き]の状態が[非アクティブ]になっているため、編集アイコンを押します。

[読み取り専用]
コミュニティ名：任意 (特に希望がなければpublicのままで可)
アクティブ：[はい]に変更します

[読み書き]
コミュニティ名：任意 (特に希望がなければprivateのままで可)
アクティブ：[はい]に変更します

SNMP V3を使用しない場合、[無効]にしておきます。

最後に画面右下の[保存]を押します。

任意のSNMPマネージャから、Network-M2へ情報を取得できるようになりました。

SNMP トラップ

SNMP監視は、SNMPマネージャからNetwork-M2へ情報を取得(Get)しにいきます。SNMPトラップは、Network-M2からSNMPレシーバに情報を送信(Send)します。

[設定]>[SNMP]を選択します。

[トラップ受信者]の[新規]を押します。

SNMPトラップを送信する相手先(受信する側)の情報を入力して保存します。

作成したトラップ送信先にチェックを入れて、[テストトラップ]を押します。

画面右下の[保存]を押します。

トラップレシーバを確認すると、Testのトラップを受信した事が確認できます。

SNMP MIBファイル

Network-M2は、IETF upsMIB(UPS標準MIB)とEaton XupsMIB(Eaton独自MIB)の2つのMIBに対応しています。各MIBファイルは、カードからダウンロード可能です。SNMPマネージャでMIBファイルを読み込み、ご利用ください。

[設定]>[SNMP]を選択します。

[SNMP]の[サポート済みMIB]を押します。

任意のMIBファイルをダウンロードします。